2011年12月27日火曜日

ユネスコ「未来遺産」登録のご報告とお礼


12月27日 田染荘 荘園の里小崎の朝

このたび、日本ユネスコ協会連盟が地域の文化や自然を守る活動を登録する第3回「プロジェクト未来遺産」に、「千年の時を刻む荘園村落遺跡「田染荘(たしぶのしょう)小崎」」の保全活動に取り組む私たち「荘園の里推進委員会」を選んでいただきました。

全国で毎年10団体のみが選ばれるという狭き門で、県内初、九州でも3番目の受賞であり、大変光栄に存じます。

皆様に厚く御礼申し上げます。


この「プロジェクト未来遺産」は、2009年に始まり、「危機に直面している遺産を守る」「生物多様性を活動に取り入れている」という2つの視点を優先的に考慮して選定されています。

昨年の景観の国宝といわれる国の重要文化的景観に続く栄誉を喜びつつも、あらためて八幡総本宮 宇佐神宮の荘園として栄えた当地の中世荘園村落と自然豊かな景観を守り続け、後世に引き継ぐ重要性をひしひしと感じています。


今回の登録を励みに、この素晴らしい景観と自然を残すことはもちろん、観光や農家民泊(グリーンツーリズム)などで田染荘荘園の里小崎を訪れてくださった皆さんが、また帰って来たいと思えるような心温まる地域づくりに、さらに精進してまいります。

最後になりますが、皆様よいお年をお迎えください。

2011年12月吉日 
荘園の里推進委員会
委員長 河野 精一郎